大阪産業大学からのお知らせ
大阪産業大学からのお知らせ
令和3年9月25日(土)、大阪産業大学にて令和3年度9月期学位授与式および卒業式が挙行されました。
吉川学長より祝辞が贈られ、学部生66名、大学院生3名の計69名が巣立っていきました。
卒業者の皆さまの今後のご活躍を心から願っております。ご卒業おめでとうございます。
大阪産業大学および同大学院から学位を授与された皆さん、誠におめでとうございます。これまでの皆さんの努力の成果として、学位記?卒業証書を授与されましたこと、大阪産業大学の教職員を代表し、心からお祝い申し上げます。
この1年半あまりの間は、キャンパスに来てもらう機会を減らさざるを得ず、オンライン授業の受講も戸惑いがあったでしょう。しかし、こうした状況の中でも、勉学のみならず、課外活動や、様々な友人との出会いや交流など、できる限りの貴重な体験を重ねられ、人間的にも成長されたことと信じております。そして、様々な影響を受けながらもこれに立ち向かって今日に至ったという、いわば困難を克服した経験は、皆さんにとっての大きな財産であると言うこともできます。
皆さんを待ち受ける社会に目を移すと、在宅勤務やリモートワークが推進され、オンライン会議も日常的になっています。コロナ禍により期せずして、こうした勤務形態だけでなく、IoTに関わる技術が進展し、各分野でDXが推進され、Society5.0に向けての社会実装が加速されたように思えます。これに応じて、街の形態、さらには国土の構造まで変化が生じるでしょう。
このようにコロナ禍は、様々な不幸な出来事を生じさせたと同時に、皆さんにとっても社会にとっても、新たな学びと経験を与え、変化を加速させました。社会に巣立たれる皆さんには、急激な社会の変革に呑まれることなく、広い視野を持ち、柔軟に物事を考え、課題を解決する力をさらに磨き上げ、これによって社会に大きな貢献をされることを期待しています。また本来、「学び」は楽しいものですから、卒業?修了をもって学びを終えるのではなく、知を得ることの嬉しさや、未知のものを知るワクワク感をこれからも忘れず、人生を豊かにする糧としてもらえればと思います。
皆さんのご健康とご活躍を、何より皆さんが幸せで充実した人生を送られることを心から願い、私からの贈る言葉といたします。
大阪産業大学 学長 吉川 耕司