学生生活案内2024
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16次主体的に「学び続ける力」を身につけよう! 現在の私たちの社会では,世界中のさまざまな情報や意見がWeb上に存在し,また一人ひとりが発信することさえもできます。こうした社会のもとで私たちに求められる姿勢は,デマに翻弄されたり,不確かな情報を思慮なく拡散したりしないことはもとより,さまざまな情報や意見に対して,みなさん自身が冷静に向き合い,自らの力で合理的に考えて,自らが責任をもって判断して表現していくことです。 おそらく,これからも玉石混交の情報が氾濫し,また社会が向き合う課題を解決するための意見もきわめて多様であり続けるでしょう。そのため,私たちが溢れる情報や意見を踏まえつつも,適切に考え行動していくためには,一人ひとりが学び続けていくしかありません。大学に入ったみなさんにおいては,ぜひとも,生涯にわたって責任をもって主体的に「学び続ける力」を身につけていただきたいと思います。うまく学び続けるためには??? 私たちが生涯にわたって主体的に学び続けるにあたり,あらゆる事柄に興味や関心をもつことができるならば,学ぶ楽しさを味わいつつモティベーションも維持できるためたいへん理想的です。しかし現実的には,いかなる学習者であっても,自らの成長や社会の発展につながるための必要な学びを,興味?関心だけで持続させることは難しいものです。 実のところ,私たち人間が主体的に学び続けるには,その時々の気分の変化や調子に合わせて,自分自身の内面をうまく調整することが求められます。具体的には,興味?関心のある課題を探究することは大切にしつつも,興味のもてない課題に対しては自分の将来や目の前の単位取得といった何らかの目標を明確に意識したり,グループでの課題遂行の場では自分の学びだけではなく仲間の学びに対しても責任をもったり達成することの喜びを共有したり,ときには重要な課題を終えたら自分にちょっとしたごほうび(アメ)をあげたり,といったことで自分を調整をするのです。 こうした調整をする力は,最近注目されている「非認知能力」といわれるものの一部です。なお,次のページのアンケートの結果も,あなたが大学で学び続けるために自分を調整するヒントを示したものです。大学の授業は,学び続けるあなたをサポートします! 大学の授業では,専門性の高い知識や技能の習得はもとより,みなさんがそうした知識や技能を活用して主体的に「学び続ける力」の維持や向上を支えていきます。こうした授業は,アクティブラーニング型授業とも呼ばれますが,授業のなかでの課題の探究や,ディスカッションやグループワークに向き合うことを通じて,主体的に「学び続ける力」を着実に高めていくことになります。さらに,予習や復習の機会は,「単位制度実質化」としてみなさんに必要とされていることはもちろんですが,こうした機会での学習活動は,みなさんの「学び続ける力」を高めることになるでしょう。

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